今日の子供たちは、ある程度、明確な目的意識を持って農業体験に臨んできた。
質問も用意してた。「どうして農家になったんですか?」という質問に私はあろうことか、「頭が悪いからです」と答えてしまった。だって本当のことなんだもーん。なんてうそぶいてみたところで、子供たちの落胆の色は隠せない。取り返せれない。農業の持つ教育力は本当に凄い。こんなおバカな私を農業で食っていけるようにしてくれたのは、大地であり自然であり農業なんだな。60年でやっと身に着いたものを子供たちはどれだけ感じ取ってくれるだろう。
今日は風が強いので家の中でご飯を食べようと思っていたら、子供たちの方から外がだめならビニールハウスの中で食事がしたいと言ってきた。そうか、そうか君たちは私よりずーとずっと、農業の力を感じ取る才能があふれてるよ。どんなささいな作業(石拾いや草むしり)にも出来事(芋虫毛虫との出会い)にもすっごく喜んでもらえておじさんの方がずっとずっと嬉しいよ。たいが君「今日は楽しかった?」って聞いたらハイって手をあげてくれたね。本当にありがとう。
みんなもありがとね。