今年のお正月は元旦から「おしん」だ。

第一話から７０話まで一気に見てあとはところどころ飛ばして150話まで見てしまった。おしんのしんは辛抱のしんではないのだ。おしんは意外とプッツンする。依存心と自立心のギャップが激しい。おしんは母親ふじと同じようにダメ男が好き。ふじはおしんをえこひいきしたようにおしんは雄をえこひいきして

結果おしんの兄しょうじとおしんの子ひとしは共にゆがんでいる。そしてトラは嫁にいびられ家出する。因果応報だね。

さて17話でわたしは俊作あんちゃんの言葉に感動する。

「理由もなく、おしんをいじめる奴は、きっと自分も不幸な人間に違いないんだ。心も貧しくかわいそうな人間なんだ。そう思って許してやれ。わかるか？今は、わからなくても、、、、、」はっきり言って私60年近く生きてますが、いまだにこのせりふはわかりません。

以下俊作あんちゃんのせりふ。暇な人は読んでね。それにしても一回のせりふが長すぎる。

「おしん、お前は、これから先何十年も生きていくんだ。いろんなことがあるだろう。辛いこと苦しいこと、いやな奴にだって会う。だがな、決して人を恨んだり憎んだり傷つけたりしては、いけないぞ。人を恨んだり憎んだりすれば、結局自分も辛い思いをするだけなんだ。人を傷つければそれは、必ず自分も傷ついて苦しむことになる。みんな自分に帰ってくるんだ。もしおしんが誰かを憎んだり恨みたくなった時には憎んだり恨んだりする前に相手の気持ちになってみるんだ。どうしてこの人は自分に辛く当たるんだろう。なにか理由があるはずだ。それに思い当ったら自分の悪いところは、直す。でももしおしんに悪い所もないのに相手が横車を押すような事があったら、相手を責めずに憐れんでやれ。理由もなくおしんをいじめるやつは、きっと自分も不幸な人間に違いないんだ。心貧しくかわいそうな人間なんだ。そう思って、ゆるしてやれ。わかるか？今は分からなくても、俺は、ただ、おしんには、人を許せる人間になってほしいんだ。人を愛せることが出来たらきっと人にも愛される人間になれる。そうすれば、心ゆたかに生きていけるはずなんだ。それだけは、おぼえておくんだな。おれは、おしんに字や算術を教えた。でもそんなもの、いくら上手になったって、心が貧しければ、なんの役にもたたない。いくら勉強して偉くなってもそれを使う人間がだめだったら、いくら勉強しても、それが仇になるってこともあるんだ。

やっぱりおしんには、難しかったかな」

おしんじゃなくても難しいです。「それだけはおぼえておくんだな」ってこんなけせりふが長いとそれだけってなんだっけ？って思っちゃうよね。