札幌で働いている娘が富良野に帰って来た。んでもって、帰り道、生協で買い物をしていったんだけど、娘が「あっ、ふらの牛乳だ、これ買ってこ」なんて簡単に言う。
私なら、絶対買わない。だって、普通の牛乳の3倍から4倍の値段なんだもの。家に着いて早速娘は、牛乳の栓をあけ飲み干そうと瓶を口につけ傾けはしたものの、流れ落ちてこない。牛乳の脂肪が生クリームになっててそれが牛乳をせき止めちゃったんだ。娘、箸を持ち出し瓶の中をぐるぐる攪拌しておもむろに飲みだし、一言、「ぷはーうめえー」
ほんとおいしそう。
よっぽどわたしが物欲しそうな顔をしていたのか、「おとんも飲む?」って。私「いただきます」といっておこぼれ頂戴いたしました。が、ほんと旨い。たしかに4倍旨いかと言われると、わかんないけど、確かに旨い。「80点!」なぜ80点かというと、100点の牛乳を飲んだことがあるからだ。今をさかのぼること25年前、搾乳牛たった5頭の牛をまるで家族のように大切に大切に育てていた農家さんのそれが100点だ。あれから今の今まで一度も100点の牛乳に出会ったことが無い。
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