幼穂形成期

写真は稲穂の赤ちゃん。ちっちゃいけどちゃんと稲穂の形をしている。稲株の根っこに幾重もの葉鞘に守られてこっそり潜んでた。この写真では1センチくらいになってるけど、この稲穂の赤ちゃんが2ミリくらいになったときを幼穂形成期と呼んでいます。という事は、幼穂形成期は2日くらい前になったってことかな。平年より1日2日早いかも。どこの世界でも赤ちゃんは、か弱い。稲穂の赤ちゃんだって、ほんとうに弱いんだ。今の時期から開花に向けて徐々に雌しべや雄しべを形作ていく。そして雄しべの中では花粉がどんどん作られていくんだけど、これがまた、強烈に寒さに弱い。

したがって幼穂の成長にあわせて田んぼの水も徐々に深水にして、このか弱い赤ちゃんを守ってあげるんだ。成長にあわせて最高20センチくらい深水にする。20センチの深水って簡単に言ったけど結構、大変よ。水の深さも10センチを超えると、水口やら畔のあちこちから水が漏れだす。朝田んぼを見に行ったら水が全くなくなっててしかも下の田んぼは水は、あふれるわ、稲は水没してるわ、でもう大変、なんてこともよくあるし寒くなってからあわてて水を入れるなんてことをした日にゃあ水の争奪戦で血の雨が降る。なんてことは、今は、ない、、、、  よ。みんなちょびっとずつ水を入れるから、水を奪い合うトラブルは大昔の話。

エルニーニョによる冷夏をものすごい心配したのは、こういった事情から、、

稲穂の赤ちゃんを寒さにさらしたら、雄しべの花粉がみんな死んじゃってお米が一粒も実らなくなるなんてことも起こりうるんだ。猛暑はいらんけど暖かい穏やかな夏になりますように、、

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    mirohinn (火曜日, 01 7月 2014 21:45)

    かわいいねえ。そういえば見たことなかった。明日みにいこっと!

  • #2

    農園主 (水曜日, 02 7月 2014 07:48)

    めんこいよー(^o^)丿
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