夕方 かっこう かっこう とやたら近くでカッコウの鳴く声がする。どこだ、どこだと見渡したら、なんと目の前の電信柱の上にいるではありませんか!「すごい、すごい、初めて聞いた」と私。「私は27日に聞いたよ」とお母さん(家内のこと)「どこで?どこで??」「通いの田んぼの遠い山の方から聞こえてたよ。暖かさに釣られて麓まで下りてきたんだね」「おれ、カッコウの姿って生まれて初めて見たよ」「わたしも、わたしも」「意外とでかいね」「声もでっかいよねえ」「カッコウが鳴いたら、なに植えてもなに播いても霜の害の心配は無いっていうよね」「うちでは、ほとんど、植え付け、播き付けは終わっちゃったよ。ブロッコリーが残ってるけどね」「うん、それでも安心、安心もう寒さに怯えることはないでしょう」「だといいね」
そこで一首
カッコウの鳴きつる方をながむれば ただ山部路の春ぞ残れる
なぁーんてね
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