写真は種籾の浸種。何に浸しているかというと摂氏10度のお水。お米は水に浸しゃあ芽が出るか、というとそう簡単には、出ない。眠りが深いんだな。いや、中には、誘えばすぐに芽をだす、尻軽な輩もいることはいる。その点、美味しいお米は、実に奥ゆかしい。深い深い眠りから、覚ますには、100度の温度が必要だ(積算温度と言います)。だからと言って、100度のお湯に漬けてしまえばみんな即死(あたりまえ)。死ななけりゃいいんだって言って、33度のお湯に三日つけりゃいいかというと、そんな、乱暴なやり方では、モテませんよ。私は、ゆっくりゆっくり10度の水に10日間浸して気持ちよく目覚めてもらいます。それが、美女に対する礼儀でしょ。ってゆーか、ほんとは、眠りから覚めるための温度は、一粒一粒みんな、違うの。それを一斉に目覚めさせる方法が低い温度に長ーく漬けておく理由。だからといって、1度の冷たすぎる水に100日間漬けていいのかって、事には、なりませんよ。そんなことしたら、美女だっておばあちゃんになっちゃう。
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