年をとると睡眠が浅くなるのか短い時間で済むのか真冬なのに３時とか４時に目が覚める。お母さんは（家内のこと）もっと重症で２時くらいに一回目が覚めるらしい。お母さんは、そこでラジオのスイッチを入れる。NHKのラジオ深夜便。民法はダメ。ラジオ深夜便でないとだめなの。これは、もう半ば習慣になっちゃってる。私はものすごく迷惑だ。うるさいからじゃなくて、面白からなのだ。ほんと困ったもんだ。ついつい聞いちゃうんだよね。

さて、きょうのラジオ深夜便４時からの「明日へのことば」に宮城まり子がゲストで出演した。いやはや、元祖天然？本家ふしぎちゃん！能年玲奈ちゃんも綾瀬はるかちゃんも足元にも及ばない破壊力。朝一で打ちのめされた。宮城まり子といえば「ねむの木学園」ここの園生の描いた絵がよくテレビとかに出てくるけどスゴイ絵だなあって、心底思う。宮城まり子の無垢な芸術性が園生に乗り移ってんのか園生の無垢な心が宮城まり子の心を侵食したのかわからないところがすごい。いつもは、園生は自由に絵を描いてるんだけど、施設のあの真っ白な漆喰の壁に園生が絵を描いた時は、さすがに絵具だけは、指定したと、なんかのときに打ち明け話をしていた。そうなんだよね。子供って、よくばりだから、沢山絵具を使って、沢山重ね塗りしちゃうんだよね。そしたら、がっかりするくらい汚くなっちゃうんだよね。なんかすごい絵になりそう。なんて期待してたら完成に近づけば近づくほどだんだんとだめになる。そういえば、うちの子の描いた絵に「なんじゃい、この絵は」とあからさまに落胆して見せたことが、あったようなあったような、、、、、、うちの子の絵の才能をポッキシ折っちゃったのって、なんのことないこの私だったんだなあって、宮城まり子の話を聞いてそう思う私だったのです。