生徒さんは、一人ひとりみんな個性的。それが１０人集まると、個性が薄まるか、というとそういうわけでもなく、化学反応を起こすのかなんかしらないけど、そのグループ、グループで個性が出てくる。不思議なもんだ。

今回同じ高校から二つのグループがやってきた。この学校の生徒さんたちは、仲がいい。なかのいい生徒さんたちを見ているとほっとする。うれしくなる。

元気がでてくる。仲がいいということにもいろいろある。事前のグループ分けの時に仲良しグループで組み分けすれば、仲がいいのは、あたりまえ。グループ分けをくじとか出席番号順とかですると、ひとりぼっちのせいとさんがいたり、グループまっぷたつとか、みんなばらばらとか、今回の生徒さんたちは、あきらかに仲良しグループではない。にもかかわらず、仲がいい。体育会系、文化（おたく）系、帰宅部系、がごちゃまぜなのにみんなの会話がはずむ、おとなしい子に対しての言葉かけがある（これは、ほんとまれですごいことなのだ）。そして、よく笑う。

初日は、天気が良くて野良仕事日和。大根畑の草取り。大根の葉っぱを傷つけないようにしてね。なんて注文付けちゃったから、みんな、大根をいたわるように一所懸命、草取りしてくれて、一部の生徒さんというか三分の一の生徒さん、腰、痛がってました。こりゃあ悪い悪い。ゆるせ、これも貴重な農業体験なのだ。二日目の第二グループの生徒さん達も草取りをしてもらうべく、畑に出て頑張ってもらったんですが、なんと、始めて２０分で雨が降り出し、急きょ室内作業に。といってもなんも考えてなかった。やばい。といってもやることは、決まってる。お米の袋詰め。大石農園のシール貼ったり、ゆめぴりかのシール貼ったりでくしくも大石農園のお米の宣伝になってしまった。帰り際に大石農園のお米買うからねーと言ってくれた生徒さんがいた。はたして、、、

両日とも最後は、大石家秘伝のかぼちゃ団子。これは、はずせないし、はずれない。見た目の地味さと食べた時の美味しさのあまりに驚いた顔のギャップがいつ見ても快感だなあ。