水田なのに田んぼに水が入っていません。今の時期田んぼの水を切ってほんのすこしだけ乾かします。理由は、昨年の稲の葉っぱやら茎やら根っこやらの残りが中途半端に分解されたときに発生する、メタンガスやら硫化水素やら有害ガスを放出させるため。水でずーっと覆われていたのでここいらで土中に酸素を供給することによって還元状態になってる土を酸化状態にする。もちろん酸素補給の意味もある。土をすこし固くして来る稲刈り作業にそなえる。水中にはびこってる藻を乾燥させて絶やす。ざっとこんなもんかな。うちの場合やらないよりやったほうがいいかな。って感じだけど、場合によっては、人によっては、一刻も早くしかも徹底的にやらないとだめな田んぼもまれにある。人の病気とおんなじで

良かれと思ってやってることが、実は田んぼのために全然なってなくて、そんなときに限って田んぼの変化（悪化）に気が付かないもんなんだよね。そんなときは、大鉈ふるって、犠牲を覚悟で根本治療をするか、対症療法でその場を切り抜けるか、難しい所だよね。

稲穂の赤ちゃんがもう１センチ以上に伸びてきたので明日田んぼに水を入れようと思います。